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CONCEPT
コンセプト
茶杓を識ることは、
茶人を知ること。
ある伝書に、つぎのような一説がある。
「利休の茶杓に対するときは、利休に接するようにせよ」と。
意味はご明察の通り、茶杓は利休である、ということだ。
利休が削った茶杓は、利休の茶の湯感、哲学、生き方・・・など、
すべての要素が含まれ、その姿となっている。
それだけ茶杓は格の高い道具と云うことになる。
またある人は、道具組をするときに、真の茶人は茶杓から選ぶという。
これも前述と同じ要素を含んでいるだろう。
茶杓─。シンプルさ故に、理解の届かない道具。
素朴さ故に茶の心を表現し、茶席を豊かに表現してくれ道具。
もっと茶杓のことを識ってもらいたいと想う。
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FROM NANURE
それは自然から生まれる。
茶人がみずから削るがゆえに
魂がみえる。
その昔、茶杓は薬匙といって、象牙や鼈甲、水牛などの角であった。伝来当初はわが国でも象牙が使われ、やがて竹へと変化していく。彼の国が自然と対峙する文化であったのに比べ、わが国は自然と共生する文化であった。その価値観が樹木や竹で道具をつくることとなった。「もののあわれ」は、やがて「侘び寂び」へと、そして虚ろから遷り、写し、現へと変化していく。茶の湯は、一期一会という現から分かれ虚ろへと帰って行く。道具である茶杓も自然素材を使うことでいずれ自然という虚ろへと戻っていくのである。そこに茶杓の面白さがある。
SEMINAR
セミナー情報などのご案内
OFF LINE
SMINAR
対面式 茶杓塾
都合によりしばらく開催はありません。
対面式の茶杓塾です。
一昨年以来の開催となります。
対面式で行いますので細かなところまでご指導でき、
本来の茶杓塾をご体験いただけます。
また一日で茶杓から共筒づくりまで学べるのも
対面式ならではといえます。
ただし、施設が緊急事態宣言で閉鎖にならない場合となります。
ご了承ください。
OFF LINE SEMINER
INFORMATION
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WORKS
竹、樹木などそれぞれの表情を活かした百種百様の茶杓たち。
その風姿は材料だけでなく、削る人によっても変化し、ほんとうに千差万別。
それが茶杓という道具の面白さであり、
また手軽にはじめられるにも善さであろう。
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BUSINESS TRIP TRAINING
茶杓講習会のご用命があれば全国どこへでも出張いたします。
一日で茶杓と共筒が完成させます。
製作に使用する竹は基本的に京銘竹の「白竹」を使います。
煤竹をご所望の場合はご相談ください。
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PROFILE
伝書に基づいた茶杓づくりを独学。、
年一回程度、日本をはじめ海外でも展示会を開催。
現在は京都造形芸術大学基礎美術コースで外部講師として教鞭を執る傍ら、
各流派からの招聘で茶杓づくり講習会も行っている。